top of page
トロッコについて

現在、安房森林軌道を走るトロッコは、屋久島電工が運営する水力発電所の管理用として現役で活躍しています。観光利用の際には、これをディーゼル機関車と20人乗りの5両編成のトロッコに置き換え、1日5往復の運行を予定しています。トロッコの車内では森林浴をしながら渓谷美を楽しんでもらうだけでなく、ガイドによる屋久島にの林業の歴史や、当時の人々の暮らしや文化などもご紹介していく予定です。

2013年に行った現地視察で試乗時に撮影した動画です。再生すると音声が出ますのでパソコンの音量を調整して再生してください。

施設を所有する屋久島電工(株)との交渉経緯

屋久島電工は安房川第一発電所の保守・整備に、敷地を林野庁から借地し、軌道を買い上げてこの区間を使用しています。所有する11kmのうち1.5kmを観光用として運行するので併用して利用させて欲しいと再三陳情していますが、緊急時に支障が生じるとして同意してくれません。緊急時や災害時には運行を中止して優先することを条件とすることや、複線の箇所を増やして屋久島電工の使用に問題がないよう万全を期すことを前提として交渉を進めています。
 

屋久島森林トロッコは町民が守り続けてきた文化遺産です(平成21年 経済産業省の近代化遺産指定)。屋久島の振興発展に多大な寄与をすると考えられるこのプロジェクトに、地元企業として積極的に協力をすることを望みますし、施設の独占は許されることではないと思料されます。これからも粘り強く交渉を重ねていきます。全国の皆様のご支援・ご協力をお願いします。

 

ビジョン

運行区間について

かつて屋久島はその豊富な森林資源を利活用し、林業とともに栄えてきた時代がありました。その文化遺産である森林トロッコを、屋久島の新しい魅力を体験していただける観光事業として生まれ変わらせるために、軌道の整備、新規車両の導入、駅舎・観光施設の建設などを計画・検討しています。その計画の一部と現在の運行しているトロッコから撮影した動画をご紹介いたします。

大正12年に完成した安房森林軌道は、森林開発の前進基地である小杉谷集落から麓の安房集落までを結ぶ鉄道で、山からの森林資源を運び出すためだけではなく、小杉谷集落で暮らす人々の交通機関でもありました。その軌道の1.5kmの区間でトロッコを運行し、観光施設として復活利用します。起点である「苗畑停車場」を出発し、終点の「トンゴ渕の上停車場」で折り返し往復運行し、森林浴を楽しみにながら渓谷美を堪能していただきます。

bottom of page